詰め物・かぶせ物が取れたら?痛みがなくても歯医者へ相談を
2026年11月04日(水)
コラム 審美治療 虫歯治療
詰め物・かぶせ物が取れたら?痛みがなくても歯医者に相談を

詰め物やかぶせ物が取れても、痛みがないと「このままでも大丈夫かな」と迷うかもしれません。まずは取れた物を保管し、早めに歯科医院へ連絡して受診時期を相談しましょう。
自分で接着したり、無理に歯へ戻したりするのは避けて下さい。
詰め物・かぶせ物が取れたら、まず歯医者へ連絡
(1)取れた物は捨てずに保管する
取れた詰め物やかぶせ物は、歯科医院で状態を確認するため、捨てずに保管してください。小さな容器や袋に入れておき、受診時に持参しましょう。状態によっては再び装着できる場合もありますが、使えるかどうかは歯と取れた物の状態を確認してから判断します。

取れた物はケースに保管し、受診時に持参しましょう
(2)自分で接着したり、無理にはめたりしない
市販の接着剤を使って固定するのはやめましょう。歯科用ではない接着剤を口の中に使うことは適切ではなく、かみ合わせや装着位置がずれた状態で固定されるおそれがあります。また、人体にとって有害な物質が含まれている可能性も否定できません。
取れた物を歯に押しこんで様子を見るのも避けてください。
押しこんだ時の位置が合っていないと、歯が欠けてしまう場合がありますし、詰め物・かぶせ物が欠けてしまうことも考えられます。
高さもずれた状態のため、歯や歯周組織に負担がかかることがあります。

取れた物を保管して受診時に持参して相談しましょう
歯医者で、取れた物を再装着できる状態か、別の処置が必要かを確認してもらいましょう。
STEP痛みがなくても受診を相談した方がよい理由

痛みがなくても歯や取れた物の状態を確認するために歯医者で相談しましょう
詰め物やかぶせ物が取れる原因は、接着部分の劣化だけとは限りません。
新たな虫歯ができていたり、歯や修復物が欠けたりしている場合もあります。外れた詰め物・かぶせ物が劣化してることも考えられます。痛みが出ていなくても、見た目だけでは判断できません。
また、神経の治療をした歯では、内部に問題があっても痛みを感じにくいことがあります。
痛くないことだけを理由に長く放置せず、歯医者に連絡して受診してください。日本歯科医師会も、詰め物・かぶせ物が取れた場合は早めに歯科医院で治療するよう案内しています。
STEP受診までに気をつけたいこと
取れた部分は汚れがたまりやすく、刺激に敏感になることがあります。
歯みがきはやさしく続け、取れた側では硬い物や粘着性のある物を噛まないようにしましょう。取れた部分を舌や指で何度も触るのも控えてください。
取れた物を飲み込んだ可能性がある場合は、歯科医院へ連絡してそのことを伝えてください。むせが続く、息苦しいなど呼吸に異常がある場合は、速やかに医科の医療機関や救急へ相談してください。
STEP歯医者では何を確認する?
歯医者では、詰め物・かぶせ物の破損や劣化の状態、取れた歯を含めた虫歯の有無、歯周病の状態などを確認します。
その上で、取れた物を再装着できるか、修理や作り直しが必要か、先に虫歯などの治療が必要かを判断します。
治療内容は、取れた原因や歯の状態によって異なります。
受診時には、主に次のことを伝えて下さい。
(1)いつ取れたか?
(2)食事中など、どのような状況で取れたか?
(3)痛みやしみる感じがあるか?
(4)いつ頃治療したか?→他院で治療されている場合で具体的な年月が定かでない場合、2年以上経っているか否かだけでも大丈夫です。
よくある質問
Q1.痛みがなければ、受診を急がなくてもよいですか?
A1.痛みがなくても、早めに受診して下さい。日常生活に支障がないからとのことでそのままにされたことで、抜歯しなければいけない状態になったケースもあります。
Q2.取れた物は、持って行けば必ず付け直せますか?
A2.必ず再装着できるとは限りません。取れた物の破損や劣化の状態、歯が虫歯になっているかや欠けていないか?、周囲組織の歯肉の腫れがあるかどうか?などを確認し、治療方法を判断します。
Q3.接着剤ではなく、仮の材料なら自分で使えますか?
A3.どのような材料であっても、自己判断でそれらを使用すること、ご自身で装着することは避けてください。再装着できるかどうかは、取れた物の破損や劣化の状態、歯が虫歯になっているかや欠けていないか?、周囲組織の歯肉の腫れがあるかどうか?などを確認し、治療方法を判断します。診察が必要です。
まとめ
詰め物・かぶせ物が取れたときは、痛みがなくてもできるだけ早く受診しましょう。
取れた物は保管の上で持参して下さい。
自分でくっつけたり、元に戻さないことが大切です。